【開催報告】「公共施設・公共空間等の機能の維持・向上及び地域の課題解決への有効活用に係る意見交換会」（宮城）
6月28日に「公共施設・公共空間等の機能の維持・向上及び地域の課題解決への有効活用に係る意見交換会」（宮城）が開催されましたので概要を掲載します。
【概要】
・日本建築家協会宮城地域会としては、国土交通省大臣官房営繕部のとりまとめる「発注者支援事例集」（平成30年5月）への掲載を希望するなど、公共建築・公共空間等を活用したまちづくりに関して、支援業務を担う用意があることを表明してきました。
・その取組みを更に進めるため、宮城県建築士事務所協会及び東北地方整備局建政部と上記の意見交換会を開催したところです。
・公共建築・公共空間等を活用したまちづくりが重要性を増す一方で、その官民連携の手法等が複雑性を増すなか、設計発注の支援に入る前段の計画段階から、建築設計・計画等の専門家が支援業務を担う可能性について意見交換が行われました。
・また、本地域会が設計の仕様の前段となる計画段階の支援相談を受け付けていることが知られておらず自治体のまちづくり部局の公共建築・公共空間等活用を検討する際の相談先の選択肢となりえていないとの指摘が参加者からあり、「設計発注支援業務」と「計画支援業務」を分かりやすく示す方法、相談内容についての情報管理のルールの表明の必要性などの意見交換も行われました。
・引き続き、関係団体と協力しつつ、地域の建築設計・計画等の専門家として公共施設・公共空間等の機能の維持・向上及び地域の課題解決への支援業務を担っていきたいと考えます。
・意見交換会資料のうち、関係団体の了解が得られた資料について、以下にご紹介します。（今後、更新日時記載の上で、掲載データの差し替えを行う場合があります。）
【資料１】公共建築ストック活用等に向けた発注者関連支援に係る東北の取組み